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春に小学生と海の近くでキャンプをしたときのことです。
おさんぽに出かけた砂浜は、残念なことに、空き缶やお菓子の包み紙などのゴミでひどく汚れていました。そこで、翌朝のおさんぽに砂浜でのゴミ拾いをプログラムとして入れることにしたのですが、子どもたちがいっしょにやってくれるだろうか…という不安を持ったまま朝を迎えました。
ところが、子どもたちは砂浜への道すがらゴミを拾いはじめ、浜に着くと真剣に、そしてとても楽しそうにゴミを拾いました。そうして、用意した大きな10枚のゴミ袋はあっという間にいっぱいになりましたが、広い砂浜のごく一部がキレイになったに過ぎません。
少し残念な思いを残しながら、重たくなったゴミ袋を協力してキャンプ場へ運んでいるとき、ある小学3年生のキャンパーが言いました。
「また来年も来て、ぼくたちが掃除してあげないといけないね」
このことばに、とても救われたような気持ちになったのを覚えています。きっと、このキャンプに参加していた子どもたちは、ところ構わずゴミを捨てるような人にはならないでしょう。
この砂浜でのゴミ拾いは、実際に体を動かし体験することが心の成長にとても大切なことなのだと、再確認させてくれる出来事でした。
(キャンプインフォメーションセンター コーディネーター 木本多美子)
